AWS SAA取得に向けて Amazon EC2について知りたい!!!

投稿者: | 2018年4月20日


先日Amazonの認定資格である「AWS 認定ソリューションアーキテクト ? アソシエイト」(AWS SAA)に合格しましたので、備忘録として「Amazon EC2」について情報を整理しました。
同じようにAWS SAA取得を目指している人、AWSについて知りたい人の参考になれば幸いです。

目次

サービス概要


Amazon EC2はクラウド内でメモリやCPU、ハードディスクなどのサイズや性能を柔軟に変えることのできるコンピュータです。
イメージとしては以下の図のように、従来のコンピュータではメモリやCPU、ハードディスクはコンピュータの付属品として縛られていたものが、クラウド化することで縛りがなくなりさまざまな種類のメモリやCPUなどを選択できるようになります。Amazon EC2の利用者は使いたい用途によって性能を柔軟に変更できるため、非常に便利にコンピュータ能力を利用することができるようになります。


  ちなみに、Amazon EC2Amazon Elastic Compute Cloudの略でEとCが2つ連なっているため、EC2と呼称されているようです。

Amazon EC2は主に以下の図のように3つの要素で構成されます。
以下ではこの3つの要素についてまとめていきます。

1.インスタンスタイプ
2.2種類のストレージ
3.AMI(Amazon Machine Image)


EC2の詳細はAWSのホームページを参考にしてください。
参考:Amazon EC2

EC2 インスタンスタイプについて

インスタンスタイプはAmazon EC2メモリやCPU,ネットワーク性能などの組み合わせによって構成されており、利用用途によって最適な組み合わせを選択できます。
インスタンスタイプは利用目的に応じて5つに分類されており、1つの分類に対してさらに容量や組み合わせの選択をすることができます。


AWS SAAの試験ではあまり細かい分類を問われることがなかったので、この5つの分類まで覚えるだけで充分だと思います。
詳細はAWSのホームページを参考にしてください。
参考:Amazon EC2 インスタンス

2種類のストレージについて

ストレージはハードディスクやSSDのようにAmazon EC2上で使用するファイルやデータを保持することができます。
Amazon EC2では2種類のストレージを利用することができます。

1.EBS(Elastic Block Store)
EC2を停止させてもストレージ内のデータは消えない。
EBS単位でバックアップを取ることも可能。
料金は有料。
EBSについては本ホームページのAWS SAA取得に向けて Amazon EBSについて知りたい!!!でもまとめているので、よろしければ参考にしてください。

詳細はAWSのホームページを参考にしてください。
参考:Amazon Elastic Block Store

2.インスタンスストア
EC2を停止するとストレージ内のデータが消えてしまう。
失われても問題ない一時ファイルやキャッシュに利用する。
料金は無料。

詳細はAWSのホームページを参考にしてください。
参考:Amazon EC2 インスタンスストア

AMI(Amazon Machine Image)について

AMI(Amazon Machine Image)にはAmazon EC2上で動くOSやアプリケーションなどをまとめたイメージファイルです。
これまでのインスタンスタイプやストレージはパソコンのハードウェア性能を決める、AMIでOSやアプリケーションなどのソフトウェア性能を決めるようなイメージです。

  AMIはAWSが提供するものやユーザコミュニティによって作成されたもの、利用者自身が設定したものなどいろいろな種類があります。
AWS SAAの試験ではAMIの種類については問われることがなかったので、仕組みだけ覚えておけばいいと思います。
詳細はAWSのホームページを参考にしてください。
参考:Amazon マシンイメージ (AMI)

AWS SAAに向けて気を付けること

本章ではAWS SAAを受験にするに当たり、注意すべき知識をまとめました。
参考書やネットで調べて個人的にまとめたものですので、間違いがあるかもしれません。ご了承ください。
もし間違いがあればご指摘して頂けると幸いです。

■EC2について
・EC2のデフォルトリージョンは「us-east-1
・誤って終了させないようにするため、起動時には「Enable termination protection」をチェック
・また、起動中の場合は「Change Termination Protection」をクリック

■EC2インスタンスにログイン
キーペアを作る必要がある
・LinuxならSSH認証(ユーザ名はec2-user)、Windowsならユーザとパスワードの複合化に使われる
アクセスキーとシークレットキーはコンソールにログインしてダウンロードする(最大2コしか発行できない)
※アクセスキーとシークレットキーがダウンロードできるのは初回のみなので注意
アクセスキーは大文字、小文字を区別する

■EC2サポートしているOS
・Windows 2003,2008,2012
・Red Hat, SUSE, Ubuntu, Amazon Linux 64ビット(32bit全般のOSは未サポート)
※RHEL6.0,Cent OS6.0は未サポート

■EC2インスタンスタイプ
・汎用:M4(medium/large/xlarge),T2(micro/small/medium)
・コンピュータ最適化:C4
・IO最適化:I3
・ストレージ最適化:D2
・ハイメモリ:X1
・メモリ最適化:R4
・グラフィック最適化:G2
インスタンスタイプを変えるときは、EC2インスタンスを一時停止する必要あり

■インスタンスタイプの変更
EBSだったら、EC2インスタンスを一時停止してタイプ変更後、起動すればOK
インスタンスタイプだとS3使って、ディスクイメージをコピー⇒新規EC2インスタンスを起動しそのうえでイメージを展開

■HWが変わる操作
・HWが変わる
OSからのshut down,マネジメントコンソールからの停止

・HWが変わらない(インスタンスストアでも可能)
OSからの再起動、コンソールの再起動

■EC2のストレージボリューム
・EBS
EC2インスタンスの停止、起動、再起動、削除が可能
EC2インスタンス起動後でもEBS追加可能
デフォルトのOSはEBSに保存される
「Delete on Termination」オプションがオンだと削除時にEBSも削除される

・インスタンスストア
EC2インスタンスの再起動、削除のみ ※停止ができない
EC2初回起動時のみインスタンスストアを追加できる
※ボリュームのアタッチまではコンソールでできるが、ボリュームの初期化やマウスポイントの設定などはユーザ側で行う
EC2Config Serviceを使うと、インスタンスが起動する際にフォーマット、マウントを自動でしてくれる

■EC2のスケールアップ
・ルートボリューム(OSインストールされているボリューム)のスケールアップ
AMIを作成して、AMI起動時にルートボリュームサイズを変更する

・ルートデバイス以外のボリュームをスケールアップ(EC2に紐づいたボリュームをスケールアップ)
EC2インスタンスを停止⇒ボリュームのスナップショット取得⇒スナップショット起動時にボリュームサイズを上げることができる
※ボリュームサイズは小さくすることはできない

■EC2ボリュームチェックのステータス
・ok:問題ない
・warning:パフォーマンスが低下してきている
・impaired:ボリュームが異常状態
insufficient data:ボリュームチェック中

■AMI取得
・AMI取得は起動中であってもいつでもできる
(no rebootオプションをチェックすると再起動しなくなるが、、、再起動するほうが良い)

・EC2インスタンスとEBSデータが1つのパッケージ化できる(同時にEBSのスナップショットを取っている)

・AMI名はアカウントで一意な値

■プレイスメントグループ
AZ内のEC2インスタンス間のネットワーク通信を高速化
・単一AZのサービス、冗長化は犠牲にされる

・既存のインスタンスを流用できず、プレスメントグループ起動時は新規でインスタンスを起動しないといけない

■EC2 Auto Recovery
Auto Scalingが使用できない場合は利用を検討
・Amazon EC2のAuto Recovery機能でもEC2インスタンスの自動切り替えが可能
同じインスタンスID/メタデータ、IPアドレスを維持する
・が、インスタンスのメモリデータは使用不可⇒EBS-blockedストレージのみ使用可
すべてのAWSリージョンで使用可能

■EBS最適化インスタンス
EBSはネットワーク接続型のストレージのため、ネットワークがボトルネックになる
(業務ネットワークの帯域とディスクI/Oの帯域が競合)
EBS最適化インスタンスはディスクI/Oを専用帯域を確保
プロビジョニング IOPS SSDの高いディスクI/O性能を生かすことができる
すべてのEC2インスタンスで使えるわけではない(大きなサイズのインスタンスのみ利用可

AWS SAAに向けた参考サイト/書籍

参考書籍1

参考書籍2

参考サイト

・AWSのAmazon EC2の紹介サイト
Amazon EC2

・AWSのAmazon EC2の紹介サイト(詳細)
Amazon EC2 製品の詳細

・インスタンスタイプについて
Amazon EC2 インスタンス

・AWSのAmazon EC2の料金について
AWS EC2の料金

・AWSのAmazon EC2のドキュメント一覧
Amazon Elastic Compute Cloud ドキュメント

まとめ

AWSの代表的なサービスであるEC2についてまとめました。
同じようにAWS SAA取得を目指している人、AWSについて知りたい人の参考になれば幸いです。

Wantからはじめる備忘録

その他の備忘録も以下のページでまとめていますので、よろしければアクセスしてください。

以上!!

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